ディズニーランドが人々の夢を実現する場所ならば、ジョン・スノーディー氏は人々の次の夢を実現する人だ。スノーディー氏はウォルトディズニー・イメージニアリング研究開発スタジオの代表で、SXSWで最新の成果を発表した。
ディズニーの次の主な方針は、人工知能(AI)のようだ。「塔の上のラプンツェル」のカメレオンのパスカルや、「スター・ウォーズ」の新しいロボットのジェイクのように。
AIパスカルは小さなロボットで、片手に乗るサイズだ。同スタジオはこのロボットで、複雑なロボットの最小化を試している。パスカルは現在、AIにより目、口、顔の皮膚を動かすことができる。さらに体を傾斜させたりと、手動で操作もできる。
スノーディー氏によると、パスカルは映画のキャラクターであり、俳優でもある。
ジェイクはR2-D2に似た全自動ロボットで、ペットの犬のように同スタジオの開発室内をうろついている。スノーディー氏によると、ジェイクプロジェクトの開発目的は、ロボット自動化の極限の模索だ。しかし現在のジェイクは、映画の中のロボットに遠く及ばない。
スノーディー氏は「ディズニー・ランド向けにAIロボットを作ることで、観光客がロボットと交流する際の印象を変えることができる。観光客はロボットがどのように動くのか興味を持たなくなり、別の手段により楽しもうとするだろう」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年3月18日