年に一度の上海モーターショーが、本日開幕する。大手各社は最新モデルで世界の視線を集めようとしている。新エネ車は依然として注目点で、これには比亜迪による世界初の「全動力源モデル」も含まれる。データによると、国内新エネ車生産・販売台数は今年第1四半期、前年同期比で減少した。業界内では、国による新エネ車への補助制度が終了に向かうにつれ、新エネ車の競争が激化するとされている。
比亜迪は今回、PHVの「宋DM」、EVの「宋EV 300」、発売済みのガソリン車「宋蓋世版」を展示する。「宋」は世界初の、EV、PHV、ガソリンという3大動力源を網羅する「全動力源モデル」になった。中国新エネ車メーカー各社は、自社の競争力を強化するため、世界大手への挑戦を開始している。自社の国際的な技術者チームを作り、自動車の設計、シャーシーの製造などで、世界クラスのチームを招いている。
比亜迪の他に、広汽集団、上汽集団も新エネ車に注力している。広汽集団は自主開発したPHVコンセプトモデル「EnSpirit」など多くの新車と最新技術・成果を、国内初公開する。
しかし業界関係者は「国が年初、新エネ車への補助制度を明らかにしなかったため、一部の車種の年初の販売が振るわなかった。国内新エネ車市場の競争が激化する」と予想している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年4月19日