世界初の「ネガティブエミッション」発電所、CO2を石に

世界初の「ネガティブエミッション」発電所、CO2を石に。

タグ:ネガティブエミッション Direct Air Capture

発信時間:2017-10-18 21:27:45 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 世界初の大気中から二酸化炭素を直接吸収するDirect Air Capture(DAC)工場の建設に続き、スイスのClimeworks社はアイルランドの地熱発電所と協力し、世界初の「ネガティブエミッション」の発電所を発表した。この各国の科学者でつくるチームは近年、二酸化炭素を固形鉱物に変える方法を模索している。

 

 同プロジェクト名は「CarbFix」。科学者は二酸化炭素を水中に排出し、ポンプを使い地下700メートルに送る。二酸化炭素溶液は水中の玄武岩と接触すると、すぐに炭酸塩鉱物を形成する。

 

 今回の発見より前に、このミネラル化には100年、さらには1000年の時間が必要とされていた。しかし同チームは2年に短縮できることを発見した。

 

 CarbFixの研究者のユーグ・マテール博士は「2年内に95-98%が二酸化炭素の注入によりミネラル化するという結果が導き出された」と指摘した。

 

 Climeworks社のChristoph Geblad CEOは「この技術は高い潜在力を秘めている。アイルランドのほか、世界各地に類似する岩層がある。つまりこの技術が将来的に成熟し、広く応用されれば、二酸化炭素は短期間内に固体として地下に貯蔵されることになる」と話した。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年10月18日


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