中性子星の合体による重力波観測が近ごろ、天文物理学分野で一大ニュースとなり、中性子星の合体により金などの重元素が大量に作られたことが庶民の注目を集めている。米航空宇宙局(NASA)公式サイトはこのほど、中性子星の合体時に発生したピンクのもやの写真を公開した。この中に大量の金やプラチナが含まれている。
中性子星の合体時、高温・高密度で膨張し続ける破片雲が2つの中性子星から剝がれ落ち、ピンクのもやを形成した。このもやの中には、地球数百個分の金やプラチナなどの重元素が含まれている。
中性子星の合体は、地球から1億3000万光年離れた海へび座の南で発生。合体時にできたピンクのもやは、宇宙に打ち上げられた美しい花火に要である。
合体により「花火」が宇宙に打ち上げられ、もやに含まれる金とプラチナが放出された。これらの重元素は時間をかけてどこかの星の宝になるかもしれない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年10月20日