中国共産党第19回全国代表大会(第19回党大会)代表・中国科学院国家天文台FASTプロジェクト事務所主任の張蜀新氏は24日、9月25日のFAST完成から1年余りのテストを実施し、複数のシステムの指標の設計が完了し、感度は世界一流に達したと述べた。
張蜀新氏によると、FASTは今年8月のテスト観測で複数のパルサー惑星をとらえ、うち6つが認証された。最初に2つ発見し、発表段階でさらに4つ発見した。これは中国のFASTがパルサー惑星発見能力を持ち、ほかの惑星の発見も可能であることを意味する。
また張蜀新氏は、「FASTの反射鏡は500メートル口径の球冠の形をしており、4000枚を並べた面積はサッカースタジアム30面分に相当する。裏に柔らかい網状の構造があり、それを支えている。ワイヤーでできた大きな網袋のようで、三角形の網目に反射鏡がついたようなイメージ」と話した。
中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年10月26日