米国では自動運転の取り組みが進められている。最新情報によると、中国の長安汽車は現地配車サービス「Lyft」と米国政府の許可を得て、カリフォルニア州の公道で自動運転車のテストをすることになった。近い将来、私たちの外出方法に大きな変化が生じる。
長安汽車の責任者によると、同社は近年、自動運転への資源投入の拡大を続けている。昨年4月には重慶から北京までの2000キロに渡る自動運転テストに成功した。これにより多くのテストシーン・データを蓄積した。
Lyftは米国2位の配車サービスで、今年すでに自動運転技術開発センターを設立している。これは自動運転技術の発展の中で、Lyftがより重要な役割を演じることで、同技術により自社の配車プラットフォームを構築しようとしているということだ。
Lyftの野心は秘密ではない。同社はその他の独自技術業者及び提携先と協力し、自社の配車プラットフォームをPRしている。配車サービスを展開する企業が自社の自動運転車を開発することが、次のトレンドになっている。
米カリフォルニア州は2014年9月に自動運転路上テストの規定を制定した。各社が自動運転路上テストのナンバープレートを申請した。
国内の上海汽車、景馳、図森、小馬智行、百度などがこの「入場券」を手にしている。また米国ではUber、グーグル傘下のWaymo、テスラ・モーターズ、さらに老舗自動車メーカーのフォードとメルセデス・ベンツが、公道での自動運転のテストを認められている。
長安汽車の責任者は「現地で順調にナンバープレートを取得した当社の自動運転車は現在、カリフォルニア州でテストを行っており、L3の条件を満たしている」と話した。
米国家道路交通安全局は自動運転車のレベルを5つに分けている。L3は自動運転システムによって制御するが、運転手が緊急時に主導で制御する必要がある。L4になると、運転手は介入する必要がない。L5が完全な自動運転だ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年11月24日