新年に入り、中国の宇宙事業は3戦3勝をおさめ、その勢いは世界から注目されている。1月9日、12日、13日、中国内陸部の3大打ち上げセンターである太原衛星発射センター、西昌衛星発射センター、酒泉衛星発射センターは今年度最初の打ち上げ任務を実施した。長征ロケットが天に上がり、高景1号03、04星、北斗3号プロジェクトの3基目と4基目のネットワーキング衛星、陸地探査衛星3号が予定の軌道に入り、3回の打ち上げ任務は成功した。注目すべき点は、この3回の打ち上げ任務がわずか5日間のうちに行われたことで、うち2回は2日連続で実施された。このような高密度の打ち上げ試練を前に、中国宇宙事業は任務を完璧にこなし、称賛されている。
「連勝」は中国宇宙事業の新年の幸先良いスタートとなっただけでなく、2018年が宇宙事業において平凡でない年になることも意味する。中国航天科技集団の発表によると、同集団は2018年に過去最多の35回の打ち上げ任務を実施する。中国航天科工集団が計画している打ち上げ任務、数社の民間企業の打ち上げ計画も合わせると、中国の2018年の打ち上げ回数は40回を超える。これは最多記録の2016年の22回を大幅に上回り、年間打ち上げ回数で堂々の世界宇宙大国になる可能性もある。中国の宇宙事業は「スーパー2018年」に入ったと言える。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年1月17日