英国の教育関連事業者のQSは28日に、新年度の「QS専攻分野別世界大学ランキング」を発表した。清華大学の5分野、北京大学の1分野が世界トップ10に入った。
この最新ランキングには48の専攻分野が含まれ、世界151カ国・地域の大学1100校以上を評価する。中国104校の807分野が、世界トップ500に入った。
QSによると、このランキングの結果は、過去6年間に渡る世界の権威ある学者による専攻分野に対する全面的な評価、トップ企業の大卒者の世界人材競争力に関する総合評価、世界最大の抄録・引用文献データベース「Scopus」の2200万編の学術文献及び2億件の引用データの分析によって導き出された。
中国本土の大学のうち、清華大学の土木工学が世界5位、電気学が8位、材料学が9位、工学・技術系が10位となった。北京大学の現代言語学は世界6位、言語学は10位。世界トップ20の専攻分野を見ると、清華大学と北京大学はそれぞれ10分野、同済大学は2分野(建築、芸術・設計)、中国鉱業大学(採鉱)と復旦大学(現代言語)はそれぞれ1分野が入選している。
香港・澳門・台湾地区の大学のうち、香港大学の歯科医学が3年連続で世界一になった。
世界的に見ると、米国の大学は全体的にやや後退したが、ハーバード大学が14分野、マサチューセッツ工科大学が12分野で世界一になっており、エリートによる優位性が際立っている。またEU離脱の影響を受けながらも、英国の大学は依然として高い実力を維持し、10分野で世界一になった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年3月1日