中国版スペースX計画、グローバルWi-Fiの実現目指す

中国版スペースX計画、グローバルWi-Fiの実現目指す。

タグ:実験衛星

発信時間:2018-03-05 14:29:04 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

   ファルコン9ロケットがこのほど、通常打ち上げ任務で2基の小型衛星「Tintin–a」と 「Tintin–b」を載せて飛行した。これらはスペースXの「スターリンク」計画の実験衛星で、対地通信テストを実施する。同プロジェクトは2024年までに約1万2000基の小型衛星を打ち上げ、世界に高速インターネットサービスを提供する計画。


グローバル・モバイル通信衛星のインターネットシステムがまもなく建設開始

 

 中国航天科技集団によると、同集団は年内にグローバル・モバイル通信衛星のインターネットシステムの建設を開始する予定。同システムは低軌道にある通信衛星に設置され、第1期で54基を打ち上げ、第2期で建設を実施し、システムの順調な移行を実現する。衛星の数は300基以上になる見通し。


 全国政協委員で航天科技集団科技委員会主任の包為民氏によると、同システムは世界のシームレスコネクションを実現する空間情報インフラになり、地上固定、携帯、車載、船や航空機などのへの搭載が可能。インターネット通信サービスを提供し、深海、南北極、「一帯一路」などのエリアでの通信を保障する。このグローバル通信システムを通し、地球上のどの場所にいる人や物とも情報がやり取りできるようになる。


虹雲プロジェクト、年内に技術検証衛星を打ち上げ 


    全国政協委員で航天化工集団二院院長の張忠陽氏によると、航天化工集団が進める虹雲プロジェクトは2018年に最初の技術検証衛星を打ち上げ、低軌道での通信検証と応用デモンストレーションを実施する。


 2022年、中国は全ての衛星を配備・運営し、衛星156基からなる宇宙配備通信網を構築し、低軌道での通信を中心に、ナビゲーション能力に優れリアルタイム遠隔操作が可能な通信、ナビゲーション、遠隔操作の総合情報システムを形成する。将来的に砂漠、海、飛行機のどこにいても、家にいると同じ通信速度とサービスを受けられるようになる。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年3月5日

 

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