広西隆安県で1.6万年前の人類の頭蓋骨化石が出土

広西隆安県で1.6万年前の人類の頭蓋骨化石が出土。

タグ:文化遺品

発信時間:2018-03-12 14:10:39 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

 広西文物保護・考古研究所は、考古スタッフが隆安婭懐洞遺跡で3年かけて発掘作業を実施し、一連の重大な成果があったと明かした。1万点以上の文化遺品のほか、約1万6000年前の墓、完全な頭蓋骨などの人類の化石を発見したという。


 婭懐洞遺跡は隆安県喬建鎮博浪村博浪屯の孤山の上、隆安県中心部から13キロ離れた場所にある。現場で作業を行う広西文物保護・考古研究所の職員の余明輝氏によると、婭懐洞遺跡は2014年に発見され、総面積は約100平方メートル。2015年6月にA、B、C、Dの4エリアに分けて発掘を開始し、発掘深度は約8メートル。


 余明輝氏は、「婭懐洞遺跡の発見により多くの重大な発見があった。中国でも珍しい旧石器時代の墓が発見され、約1万6000年前の完全な人類の頭蓋骨化石も出土した」と話した。この人類の頭蓋骨化石は華南地区でこれまでに発掘された中で唯一、層位があり年数を推定できる完全な頭蓋骨化石で、高い研究価値があるという。


 出土品は石器が中心で、打製石器や磨製石器など約1万点が出土し、中でも打製石器が多く発見された。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年3月12日

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