2018グローバル・スマート物流サミットが5月31日、杭州市で開かれ、BBC、CNBC、MITテクノロジーレビュー、テックノードなどのメディアが菜鳥自動運転車や菜鳥ボックスなどを報道し、中国物流業のブラックテクノロジーを「革新的」などと評価した。
菜鳥は2015年に自動運転技術の研究に着手し、これまでに複数の端末自動配送車を開発し、自動運転トラック編隊に配備している。同社は現在、自動技術の物流分野への応用に取り組み、物流効率の向上を図っている。
CNBCは動画の中でアマゾンの車両の荷物入れから受け取るスタイルと比較し、「菜鳥ボックスは新しい受け取り方法を開拓した」と論じた。
菜鳥ボックスは携帯電話で鍵を開け、容量の融通が利き、カメラ付きのスマートハードウェアを搭載し、家の近所の狭い場所にも設置できる。菜鳥ボックスは多方面から注目を集めている。
KnowTechieも菜鳥自動運転車と菜鳥ボックスに興味を示し、これらの商品を全面的に紹介した。
テックノードは菜鳥の「未来パーク」について報道。菜鳥の万霖総裁はサミットで、物流IoT戦略を始動し、IoT技術を通してバーチャルとリアルの世界をつなぐ構想を発表した。菜鳥の「未来パーク」はIoT、エッジコンピューティング、人工知能(AI)などの先端技術を物流分野で初めて大規模に応用し、パークのスマート管理と無人倉庫作業を一体化し、物流効率を上げるというもの。テックノードは、菜鳥は先端技術で発展する会社だと論じた。
2018グローバル・スマート物流サミットで、アリババの馬雲会長は、菜鳥は国家スマート物流の基幹ネットワークの構築に全力を注ぎ、人を流れ作業の機械にせず、インテリジェンスとシナジェティックで機械を人に変えたと評価。また、「技術は多くの雇用をなくすとも言われているが、アリババと菜鳥は、技術は人間がより素晴らしい生活を送るための可能性を作り出すと言いたい」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年6月6日