李菂氏によると、パルサー惑星は高速自転する中性子星で、密度が極めて高く、重さは1立方メートルで1億トンに達する。自転速度が速く、周期は正確で、宇宙で最も正確な時計である。そのため、地上の実験室で実現できない極端な物理性質を持ち、理想的な天体物理実験室と言え、その研究は物理学の多くの重大問題を解決することが期待される。例えば、パルサー惑星の自転周期は安定しており、正確なシグナルは重力波測定、宇宙機ナビゲーションなどの重大科学および技術応用において理想的なツールとなる。
中国内外の科学者も「天の眼」の発見が量から質に変化することに期待している。「天の眼」が銀河系外星雲にパルサー惑星を発見することができれば、画期的な意味を持つ。李菂氏と彼の研究チームは銀河系外星雲のパルサー惑星を観測するための技術開発に取り組んでおり、早くて2019年初めにテストを実施する予定。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年9月25日