中国の自動運転技術が実用化 武漢市に自動運転バス導入

中国の自動運転技術が実用化 武漢市に自動運転バス導入。

タグ:自動運転 技術 実用化

発信時間:2018-10-21 09:00:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

   中国最大の検索エンジン、自動運転技術のリーディングカンパニーである百度は12日、傘下の自動運転バス「アポロン」を湖北省武漢市に正式導入すると発表した。将来、武漢市開発区の龍霊山公園でモデル運転するという。

 

 近く導入される「アポロン」は武漢市に到着し、龍霊山公園で最後の適応性テストを行っている。11月上旬に運行を開始する予定で、市民は無料で乗車できる。路線は龍霊山公園の入り口から十里花坡で、園内の閉鎖された道路で折り返す。

 

 業界関係者は、「アポロン」の導入は中国の自動運転分野におけるビジネス運営のステップアップを意味するだけでなく、自動運転車の新たな交通手段としての無限の可能性も示すと評価。

 

 「アポロン」は百度と廈門金龍聯合汽車工業有限公司が共同生産した全国初の商用クラス自動運転微循環電気自動車。長さ4.3メートル、幅2メートル、座席数8席で、8人乗り(立ち乗車を含む)。電気のみで動き、一度の充電で100キロ走行できる。

 

 今年7月4日、百度の会長兼CEOの李彦宏氏は、「Level 4」自動運転技術を搭載した100台目の「アポロン」量産モデルがラインオフしたと発表した。李彦宏氏は挨拶の中で、「これにより、自動運転車の歴史は新たな章に入った。量産モデルのアポロンは北京、雄安新区、平潭、広州、深センなどの閉鎖された敷地内で試験運転を行い、日本に出荷され、自動運転純電気自動車の初の海外進出を実現した」と述べた。

 

 百度の責任者によると、龍霊山公園に導入される自動運転バス「アポロン」は時速15キロで5キロ範囲を自動運転し、全車両に安全員が乗り、緊急時には人工的に急停車させる。「アポロン」の自動化レベルは高く、ハンドル、バックミラー、アクセルとブレーキのペダルなどのパーツはついておらず、5G技術でクルマのインターネットとリアルタイムで通信し、ミリ波レーダー、超音波レーダー、カメラなどの自動運転技術と合わせて自動運転中の乗客と歩行者の安全を確保する。

 

 百度は自動運転車を未来の重要な一部としており、自己再生を人工知能(AI)分野の参与者とし、中国が同分野において世界のリーダーになるという国家戦略に貢献するとした。2017年、百度の北京本社は中国自動運転分野のリーディングカンパニーに選ばれた。



「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年10月21日


TwitterFacebookを加えれば、チャイナネットと交流することができます。
中国網アプリをダウンロード

日本人フルタイムスタッフ募集    中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで