広大な宇宙の中で、どの惑星に生命が存在できるか。これは無数の人々が抱く謎である。米誌『サイエンス・ニュース』ウェブ版によると、米国の天文学者はこのほど、1822個の恒星を含むリストを作成した。米航空宇宙局(NASA)のトランジット系外惑星探索衛星(TESS)は生命を育む惑星を探すため、その詳細を観測する。
TESSは初の全宇宙・全天候・全天空型の系外惑星探査機で、2018年4月18日に打ち上げられ、全天空を調査し、40万個の恒星を観測。この探測方法は「トランジット法」で、惑星が恒星の前を通る際に恒星がかすかに暗くなる様子を観察できる。
米国のコーネル大学などの機関の天文学者からなるチームは、TESSの初期観測結果をもとに1822個の恒星を含むリストを作成した。彼らは、これらの恒星は明るさを基準に選んだと説明。リストに入っているのは摂氏2427~4727度の冷たい小さな星(矮星)で、うち最も近い恒星は地球からわずか6光年の位置にある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年4月3日