2018年の中国のソフトウェア著作権登録件数が100万件突破

2018年の中国のソフトウェア著作権登録件数が100万件突破。

タグ:ソフトウェア 著作権

発信時間:2019-04-05 09:00:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 第11回(2019)CPCC国際著作権サービス年次総会が北京市で開かれた。会議で、中国版権保護センターは『2018年度中国ソフトウェア著作権登録状況分析報告』(以下、『報告』)を発表した。『報告』によると、2018年度の中国のコンピュータソフトウェアの著作権登録件数は110万4839件で前年比48%増加し、100万件の大台を突破した。また、2018年のソフトウェアの著作権登録者は前年比55%増の28万人に達し、2017年より10万人以上増加し、近年の最高記録を更新した。

 

 中国版権保護センターの索来軍副主任によると、中国のイノベーション型国家の建設と世界科学技術強国戦略の実施に伴い、国の政策支援と市場ニーズの増加に後押しされ、中国のソフトウェアのイノベーション熱は高まっている。2017年にソフトウェア登録件数が飛躍的に増加したのに続き、18年も大幅に増加し、一気に100万件の大台を突破した。過去の動向を見ると、100万件の登録件数は中国がソフトウェア著作権登録制度を実施した1992年の1万倍で、2011年以降の登録件数は320万件に迫り、30年間の登記件数の91%を占め、飛躍的に発展しているとわかる。

 

 『報告』によると、2018年の中国のアプリ、ゲームソフト、金融ソフト、教育ソフト、医療ソフト、IoTソフト、地理情報ソフト、クラウドコンピューティングソフト、情報セキュリティソフトなどの主要分野のソフトウェア登録件数は前年比でそれぞれ増加している。うち、アプリ登録件数は前年比76%増加し、中国のソフトウェア登録件数の25%を占め、前年比で約4ポイント上昇し、中国で最も増加が速い人気分野のソフトウェアとなった。

 

 地域別位にいると、東北部のソフトウェア登録件数は90%増加し、全国平均を大幅に上回り、急成長を見せた。しかし、全体的な地域分布状況は大きく変化しておらず、東部地区のソフトウェア著作権登録件数は約85万件で全国の73%を占め、中西部地区と東北部を大幅に上回った。

 

 省・市別のソフトウェア登録件数トップ10は広東省、北京市、上海市、江蘇省、浙江省、山東省、四川省、福建省、湖北省、河南省。これらの地域の登録件数は計85万件に達し、全国の77%を占めた。うち広東省は約27万件で24%を占め、3年連続で登録件数トップを維持した。

 

 索来軍氏は、「中国の著作権のマクロ環境と生態環境の持続的完全に伴い、中国人の著作権保護意識が大幅に向上し、登録者が安定して増加した。特にここ2年、中国のソフトウェアの著作権登録者は50%以上の増加を維持している」と話した。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年4月5日


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