漢字忘れが深刻化 忘れるのは字だけではない

漢字忘れが深刻化 忘れるのは字だけではない。

タグ:漢字忘れ

発信時間:2019-04-09 15:01:07 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 情報化時代、「字の形はイメージできるが、書こうとすると書けない」というネットユーザーは多い。某機関の調査によると、「ペンを持った時に字が思い出せない」という経験をした人は94.1%に達し、うち26.8%がそのようなことが「しょっちゅうある」と回答し、特に若者の間でその傾向が目立つ。「字が思い出せない」という問題の深刻化をどのようにとらえるべきか。このような現象を招いた原因は何か。


 第5期、6期中国書道家協会副主席・清華大学教授の言恭達氏は以下のように答えた。インターネット時代、文字の記録方法が革命的に変化し、キーボードで素早く文字を打ち、一画ずつ漢字を書くことがなくなった。多くの人が漢字の大体の形は覚えているが、ペンを持つと部首構造を正確に書けなくなっている。字を思い出せないことはデジタル化時代において回避できないが懸念される現象である。人類の科学技術革命が進むにつれ、このような現象は普遍化している。字を思い出せないという現象が起こった原因の1つは、紙とペンの代わりにパソコンが多く使用されるようになったことである。漢字のピンインが数十年にわたり全面普及し、素早く入力できるピンイン入力法により、人々は漢字の構造に目を向けなくなった。このようなパソコンによる「漢字健忘症」は伝統の筆記習慣を覆している。もう1つは、伝播と交流のツールが多様化し、漢字を書くという習慣が変わったこと。例を挙げると、現在は携帯電話で情報をやり取りすることがほとんどで、手紙を書くことは非常に少ない。大脳に記憶せず、ピンインで漢字を入力するようになり、書くことをしなくなったため若者の「漢字健忘症」に繋がった。

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