アジア文化カーニバルが15日夜、国家体育場で開催された。豪華絢爛なアジア文化の花が、「鳥の巣」で思いのまま咲き誇った。
1万5000平方メートルの巨大な舞台上に設置された大型曲面ディスプレイは、海上シルクロードの波を切り裂き突き進む船の帆のようだった。テーマ曲「私たちのアジア」の大合唱で、アジア文化カーニバルの幕が開かれた。
アジアは人類文明の重要な発祥地だ。彩り豊かで悠久な流れを汲むアジア文明は国家体育場で美を競った。日本の和太鼓、ロシアの風情ある歌と踊り、パキスタンの民謡、トルコのファイヤーダンスなどの特色ある演目には、文化交流と相互参照を共に促進しようとするアジア諸国民の美しい願いがこめられていた。
カザフスタン国立図書館の関係者は記者に、「アジア文化カーニバルにより、私たちはアジアの絢爛たる文化を確かに実感することができた。美しい舞台効果と情熱的なショーに血潮が沸き立った」と話した。
上演に参加したベトナムの若手歌手は、本紙記者に「各国のアーティストが同じ舞台で共演すること自体が、文明交流と相互参照、民心相通ずるを示す。歌声は私たちの心の声だ。私はアーティストとの共演により、人々に美を届け、アジア文化の旺盛な活力を示そうとした」と述べた。