25日にローザンヌで開かれた国際オリンピック委員会第134回全体会議で、北京冬季オリンピック委員会は陳述を行った。北京市副市長で北京冬季オリンピック組織委員会執行副主席の張建東氏は、2022年北京冬季五輪は『オリンピック2020アジェンダ』と「新規範」を全面的に実行し、倹約・スマート・エコの大会にするよう努めると話した。
張建東氏は陳述の中で、「2022年北京冬季五輪の各準備作業は順調に進んでいる。全ての競技場は2020年に着々と完成し、15の冬季五輪種目のテストマッチを行い競技場と施設を検証する。『オリンピック2020アジェンダ』と「新規範」に基づき、倹約・スマート・エコの大会にするよう努める。今大会は参加度が最も高い冬季五輪になると信じている」と述べた。
また張建東氏は、「2008年北京五輪の競技場遺産を十分に生かすと同時に、競技場ごとの大会後利用計画を制定した。低炭素とエコ理念を全国に普及させている。北京冬季五輪は中国人、特に若者にウィンタースポーツを奨励している」とし、共同の努力により素晴らしく、非凡で卓越したオリンピックにすると話した。
北京冬季オリンピック組織委員会広報部の常宇部長は競技場、インフラ建設、スポーツ、市場開発、宣伝、人材誘致と育成、ウィンタースポーツの発展、持続可能性、遺産などを国際オリンピック委員会に具体的に紹介した。
常宇氏は、全業務分野の運営計画(第1期)を提出し、競技場、スポーツ、技術などの分野の作業会議を開き、特に「新規範」の北京冬季五輪の準備作業への適用性を分析・討論し、96本の措置を実施することで合意し、「新規範」の要求を準備の各分野と各部分で実行できるよう努めていると話した。
国際オリンピック委員会第一副会長で北京冬季オリンピック協調委員会会長のサマランチ・ジュニア氏も北京冬季五輪の準備作業の進展状況を紹介した。サマランチ・ジュニア氏によると、北京冬季五輪は3億人のウィンタースポーツ参加を促し、これは非常に豊かな遺産だと述べた。北京冬季五輪は準備作業を順調に進めているだけでなく、主催国の競技参加についても計画を制定し、冬季五輪種目の各級国家特訓チームの参加人数は過去の冬季五輪より大幅に増加し、全種目参加の目標を設定した。
25日の全体会議で、2018年ブエノスアイレス・ユースオリンピック国際オリンピック委員会協調委員会会長・国際オリンピック委員会委員・中国オリンピック委員会副会長の李玲蔚氏は大会を総括した。そのほか、2018年平昌冬季五輪、2020年東京五輪、2024年パリ五輪の組織者も陳述を行った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年6月30日