博物館のノベルティグッズ 90年代生まれに人気

博物館のノベルティグッズ 90年代生まれに人気。

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発信時間:2019-09-01 09:00:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

 コンパクトで可愛らしい大秦勇士の積み木、秋興八景図の筆と墨のセット、美しい敦煌壁画がプリントされたスカーフ……第1回天猫新文化クリエイティブ大会がこのほど、北京美術館で開かれ、多くの文化博覧機関がデザイン性の高いノベルティグッズグッズを展示し、大勢が観賞し写真を撮影した。

 

 清華大学文化経済研究院と天猫が共同で発表した『新文化クリエイティブ消費トレンド報告』によると、ここ数年、博物館ノベルティ市場は急成長し、ノベルティグッズをインターネットで購入する消費者は増加し、文化クリエイティブは博物館と若者をつなぐ新たな手段になっている。

 

600歳の故宮が90年代生まれを魅了

 

 文化博覧産業の発展と全社会の消費グレードアップに伴い、博物館のノベルティグッズは文化消費分野で人気を集めている。『新文化クリエイティブ消費トレンド報告』によると、ここ数年、ECサイトのノベルティグッズの取引規模は爆発的に成長し、淘宝と天猫での2019年の取引規模は2017年比で3倍になった。過去1年、淘宝と天猫の博物館フラッグシップショップのアクセス数は16億回に達し、全国の博物館の来館者数の1.5倍で、うち1億人が90年代生まれである。データから、ノベルティグッズのネット購入は若者の間で新たな消費トレンドになっているとわかる。

 

 まもなく600歳を迎える故宮は国内で最も早くノベルティグッズに着手した文化博覧機関で、成功の経験を蓄積している。故宮ノベルティグッズチームは自身の文化資源を発掘し、実用性と芸術的センスを兼ね備えた各種の商品を開発し、消費者から支持されている。2018年に故宮口紅がブームになったのに続き、今年4月には故宮「初雪」調味料ボトルが人気商品になった。調味料ボトルに塩または砂糖を入れると、るり瓦に雪が落ちる様子や石獅子や銅鶴に雪がかぶる様子が再現され、「故宮で雪を見たい」という気持ちを満たしている。

 

 90年代生まれの大学生の高緋凡さんは博物館のノベルティグッズをよく購入している。彼は、「これらの商品は見た目が良くて実用的で、コレクション価値もある」と話す。

 

 清華大学文化クリエイティブ発展研究院の殷秩松副院長は、「優れた博物館のノベルティは優れた伝統文化を創造的に変化させ、大衆はより親しみやすく生活感を味わいながら文化遺産に触れることができる。博物館のノベルティの人気は、我々の民族文化の伝承と発展にプラスとなる」と述べた。

 

ビッグデータが商品開発に助力

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