主食の代わりに果物を食べるダイエットを試みる人が多い。多くの果物のうち、アボカドが多くの人に好まれている。人民網が伝えた。
北京小湯山病院栄養室の副主任栄養士の劉雅平氏によると、アボカドの栄養価のうち脂肪含量は15.3%にものぼるため、アボカドのカロリーは一般的な果物の3倍以上となっている。アボカドの脂肪酸の大半がモノ不飽和脂肪酸、つまりオリーブオイルに含まれる主な脂肪酸と同じ「良い」脂肪酸だが、これも脂肪の一部だ。中国の脂肪の推奨摂取量はエネルギー全体の20−30%となっている。軽い肉体労働をする健康な成人女性の毎日の推奨摂取エネルギー量は1800キロカロリーだ。約200グラムのアボカドを1つ食べれば脂肪の摂取量は30.6グラムになり、エネルギー全体の17%を占める。
また華中科技大学協和病院臨床栄養科科長の蔡紅琳氏は、アボカドは脂肪含量が多く、一般的な豚肉を上回るほどであると補足した。カロリーについて言うと、やや大きめのアボカド1個のカロリーは、茶碗3杯近くのご飯に相当する。そのためアボカドを主食の代わりにするダイエットはそれほど効果的でない可能性がある。(編集YF)
「人民網日本語版」2020年8月26日