携程が発表した「2021年上半期の紅色旅行ビッグデータ報告書」によると、紅色旅行(レッドツーリズム)の観光地の予約件数が上半期、前年同期比で2倍超増加した。北京市は上半期に最も人気の高い紅色旅行の目的地となった。人気目的地トップ10は、北京市、南京市、上海市、長沙市、延安市、嘉興市、遵義市、韶山市、南昌市、安陽市。
紅色観光地の観光客の年齢を見ると、80年代生まれが38%、90年代生まれが31%と主流だ。90年代の人数は2019年上半期より4割弱増えており、2000年代生まれの人数が大幅に増えている。報告書によると、携程を通じ上半期に紅色観光地の予約を入れた2000年代生まれは、2019年同期より約2.5倍増加した。
同程が同日発表した「紅色旅行の消費トレンド調査報告書2021」によると、13−27歳の若い観光客が好む紅色旅行目的地は、主に北京市、延安市、井岡山市、長沙市、南昌市、遵義市、上海市、鄭州市、武漢市などに集中している。全体的に見ると、中国の革命の重大な歴史的事件が生じた場所、豊富な紅色文化・旅行商品を持つ目的地の人気が高い。北京市は全国最多のランドマーク級紅色観光地、全国最多の紅色記念館と博物館を持ち、若い観光客を集めている。
去哪児ビッグデータ研究院の蘭翔院長によると、同プラットフォームの紅色旅行の1人平均消費額は昨年1287元にのぼり、紅色旅行市場の全体規模は千億元級にのぼっている。文化・観光部のデータによると、昨年の紅色旅行の規模は延べ1億人を突破。経済モデルの見積もりと合わせると、紅色旅行の経済効果は1兆元以上。注意すべきは、1995−99年生まれが紅色旅行の観光客全体に占める割合が3年連続で上昇していることだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年6月24日