航天科技集集団一院長征2号Fキャリアロケット総責任者の荆木春氏、航天科技集団五院神舟12号有人宇宙船技術サブマネージャーの邵立民氏はこのほどインタビューを受け、次のように述べた。長征2号F遥12ロケットの打ち上げと同時に、長征2号F遥13ロケットも準備作業を完了し、緊急救援対応態勢に入った。有人宇宙船「神舟12号」の打ち上げ前、「神舟13号」も準備を整え、迅速な打ち上げ及び緊急救援の能力を備えた。
航天科技集団五院神舟12号有人宇宙船プロジェクト製品保証マネージャーの鄭偉氏は、インタビューに応じた際に「今回の研究・製造任務で、複数の神舟が生産された。2隻が同時に出荷され、同時に発射場で神舟12号と13号の総組立やテストなどの作業が完了した」と述べた。
神舟12号が発射船としてロケットと結合し発射台で打ち上げを待つなか、神舟13号は本任務の地上待機救援船として推進剤充填前の準備を完了し、スタンバイした。いつでも後続する打ち上げ作業の流れに入れるようになった。軌道上で救援が必要な事態になった場合、長征2号Fの協力を受け直ちに救援態勢に入り、短時間内に軌道上に打ち上げることで、宇宙飛行士を地上に戻すことができる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年6月22日