中国国家薬品監督管理局のウェブサイトに掲載された情報によると、世界保健機関(WHO)は8月23日、中国ワクチン管理システム(NRA)が審査に合格したと発表した。
WHOの国家ワクチン管理システムの審査は、国のワクチン管理能力を評価する重要な措置と有効手段で、世界公認の科学的かつ全面的な国際評価である。中国ワクチン管理システムは2011年と2014年に審査に二度合格し、2022年7月にWHOの審査基準アップデート後の新たな全面審査を迎えた。今回の審査は指標が大幅に増加し、内容はより全面的で、基準も厳しくなった。
審査合格は、中国が安定、良好かつ完全で統一された管理システムを有し、中国で生産・輸入・流通するワクチンの質の管理、安全、有効性を確保できることを意味し、中国ワクチンの世界への輸出の重要な基礎ともなった。
国家ワクチン管理システムの最初の審査合格以降、中国はB型脳炎弱毒生ワクチン、I型III型ポリオ弱毒生ワクチン、A型肝炎不活化ワクチンなど多くのワクチンがWHOのワクチン事前認証に合格し、国際調達リストに組み込まれた。ユニセフやGAVIアライアンス(ワクチンと予防接種のための世界同盟)などの国際機関が中国ワクチンを調達し、これまでに数十の国と地域に輸出された。中国の3つの新型コロナウイルスワクチンはWHO緊急使用リストに組み込まれ、世界の防疫に役立っている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年8月24日