6日、「2022年度世界かんがい施設遺産」に、中国四川省の通済堰、江蘇省の興化垛田、浙江省の松陽松古灌区、江西省の崇義上堡棚田が登録されました。
今回、新たに選ばれたこの4件を含め、中国の世界かんがい施設遺産は30件となりました。
また、この4件と同時に、オーストラリア、インド、イラク、日本、韓国、スリランカなどの15件が登録され、現在、世界のかんがい施設遺産は世界18カ国、総数140カ所に達しています。
中国水利部農村水利水電局の陳明忠局長は、「中国の世界かんがい施設遺産は、かんがい施設のほぼすべてのタイプをカバーしている。中国は、かんがい施設遺産の種類が最も豊富で、分布も最も広く、かんがいによる効果も最も際立っている国であり、今日まで続く中国のかんがい事業の遺産は、生態水利事業の古典的な模範となるものだ。世界かんがい施設遺産への登録と持続可能な保護と利用を契機として、中国のかんがいの歴史と文化を深く掘り下げ、その技術、文化価値、管理経験を研究・総括して世界に示し、農村振興、生態文明建設、水利プロジェクトの持続可能な発展に役立てることは、大きな現実的意義を持つ」と説明しました。
「中国国際放送局日本語版」2022年10月7日