海南省海口市で行われている国連・中国宇宙探索と革新グローバルパートナーシップシンポジウムに伴って24日午後、月と深宇宙探査特別会議が行われました。国家航天局は同会議で、嫦娥6号計画に関連して募集した国際荷重搭載の結果を発表しました。
国家航天局は2019年4月18日、嫦娥6号計画に関する国際荷重搭載協力機会の公告を発表し、着陸器と軌道器にそれぞれ10 キログラムずつ、国外の科学探査用の荷重の搭載を提供すると宣言しました。同公告を受け、最終的に20件余りの搭載提案書が寄せられました。現在までの国際荷重搭載についての技術は基本的に確立され、いずれも計画通りに開発や制作が進められています。
関係者によりますと、嫦娥6号計画では、地球から見て月の裏側表面でサンプルを自動採取して帰還します。打ち上げは2025年前後で、月裏側の着陸場所で現場調査と分析を展開し、さらに持ち帰ったサンプルに対しての系統的かつ長期的な実験室での研究などが進められる計画です。
「中国国際放送局日本語版」2022年11月26日