「中国復眼」2期が着工、深宇宙の小惑星を観測

中国網日本語版  |  2023-02-16

「中国復眼」2期が着工、深宇宙の小惑星を観測。

タグ:「中国復眼」2期

発信時間:2023-02-16 11:46:24 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 「中国復眼」2期(大規模分布口径深宇宙観測レーダー)が14日、重慶市雲陽県で着工された。同プロジェクトは30メートル口径レーダーを25基設置し、2025年の竣工を予定している。竣工後は世界で総合性能が最も高い深宇宙観測レーダーになる。1000万キロ離れた小惑星の観測を実現し、地球近傍小惑星防御の衝突への防御や惑星の科学研究に重要な支えを提供する。


国内の空白を埋め、小惑星防御計画を支える


 小惑星衝突は地球にとって最大の脅威の一つで、深宇宙観測レーダーはその防御の重要な手段だ。小惑星の軌道特定の精度を大幅に上げ、小惑星の高分解能画像を取得できる。


 「中国復眼」プロジェクトは北京理工大学が建設を担当。重慶市で観測距離が世界最長のレーダーを設置し、高分解能小惑星観測により地球近傍小惑星防御などの国の重大な需要を満たし、中国の同分野の空白を埋める。


 プロジェクトは3期に分け建設される。1期の「分布式レーダー天体イメージング測量機検証試験場」は重慶市両江新区明月山に位置し、4基の16メートル口径レーダーでつくられる。22年12月に竣工済みで、稼働開始の際に中国初の月面クレーター三次元レーダー画像を撮影した。


 今回着工された「大規模分布口径深宇宙観測レーダープロジェクト」は「中国復眼」2期で、建設地は雲陽県龍角鎮中洲島。敷地面積は300ムー超で、30メートル口径レーダーを25基設置する。2期の竣工後には3期の建設が計画されている。レーダーを100基規模に拡大し、人類によるレーダー深宇宙観測の範囲を広げ、惑星の形成などの世界先端科学研究にサポートを提供する。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年2月16日

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