香港特別行政区に昨年7月3日オープンした香港故宮文化博物館は17日、100万人の来場者を記録したことを明らかにした。100万人目の来場者となったのは上海から来た女性・姚さんだった。環球時報が報じた。
約9ヶ月で来場者100万人を記録というのは、実際には香港故宮博物館にとって「想定内」のことだった。同博物館は計画の段階で、世界の注目を集めていたからだ。そして、オープン後、中国古代の「方鼎」という器物を模した美しい外観や、貴重で豊富、かつ興味の尽きない展示物が、香港特区の市民の間で話題となり、注目を集めるようになっただけでなく、外国人観光客の間でも、必ず行っておきたいランドマークとなっている。
筆者も昨年、同博物館がオープンしてすぐに何度か見学した。北京の故宮博物院と共同で企画されたオープニング展では、その貴重な文化財914点が、ローテーションで展示された。うち、166点は中国の国家一級文化財だった。故宮博物院が1925年に発足して以来、中国大陸部以外への貸し出しとしては最大規模となり、その多くが香港特区初公開だった。(編集KN)
「人民網日本語版」2023年4月20日