中国自然資源部中国地質調査局の27日の発表によると、中国初の大洋掘削バージ「夢想号」の初の試験航行が無事成功した。各種指標が設計値以上となった。
今回の試験航行は今月18日に広州市南沙区で始まった。夢想号はその動力により埠頭を離れ、約500カイリを航行した。
200人以上の技師と管理者が参加し、計画に基づき航行試験及び国際的に定められている証明取得関連の作業を行った。船体検査及び試験航行データの分析によると、メイン動力などの船舶用システムが検証に合格し、性能及び各種指標が設計値以上となった。
夢想号の総トン数は約3万3000トン、全長は179.8メートル、航続距離は1万5000カイリ。世界のすべての海域での作業能力と海域1万1000メートルの掘削能力を持つ。18日に正式に命名され、試験航行を開始した。全面的な完成は来年を予定。
同船は世界初の多くの設計を持つ。完成後は天然ガスハイドレート探査・採掘の産業化に重要な設備サポートを提供し、中国のエネルギー自主保証能力をさらに高め、中国による大洋掘削国際大科学計画の実施を力強く支える。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年12月28日