53日間の月の裏側の旅を終えたばかりの「嫦娥6号」着陸機が北京に運ばれ、開封された。
嫦娥6号はどれほど多くの月の土壌を持ち帰ったのだろうか。嫦娥6号ミッションのチーフデザイナーである胡浩氏によると、嫦娥6号試料容器は月の約2キロの試料を収納できる。月の裏側で採取した土壌の状態は、月の表側の細やかでパラパラした状態とは「あまり似ていない」という。
情報によると、得られた月の土壌の重量が間もなく発表される。
欧州宇宙機関、フランス、イタリア、パキスタンの4台の国際ペイロードも今回「便乗」し、月の裏側を旅した。
嫦娥6号探査機が5月8日に月接近制動を行った後、パキスタンのキューブサットが切り離され、月の画像を撮影し伝送した。中国国家航天局は5月10日、パキスタン側にキューブサットのデータを渡した。
その他の3台の国際ペイロードは、嫦娥6号の月面着陸後に順調に作業を行っている。
うちイタリアのレーザーリトロリフレクターはコンディションが正常で、フランスのラドン検出器は月面での作業時間が32時間に、欧州宇宙機関の月表側マイナスイオン分析装置は3時間50分にのぼっている。
国家航天局国際協力司の責任者である劉雲峰氏は、「この復数の国際ペイロードはどれも非常にパフォーマンスが良い」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年6月28日