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避暑地の山村、「涼しい資源」を「ホットな経済」に

中国網日本語版  |  2024-07-05

避暑地の山村、「涼しい資源」を「ホットな経済」に。

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発信時間:2024-07-05 16:13:58 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

九嶺山脈の奥深くにある江西省靖安県中源郷はこの夏、各地からの観光客を迎えた。中源郷三坪村の村人の劉方勇(58)さんは5月から忙しく働き始めた。劉さんは村で民宿を経営しており、7、8月の予約が3カ月前に埋まった。

劉さんは、「観光客の大半が他省の人で、江蘇省、浙江省、上海市が中心だ。彼らは2、3カ月宿泊する。さらに翌年の予約も済ませる観光客も少なくなく、荷物や布団を民宿に置いていく人もいるほどだ」と述べた。

中源郷は標高が高く、森林率が90%弱にのぼる。夏の平均気温は18-22度。恵まれた気候条件と地理的環境により、この常住人口が7000にも満たない人里離れた山村は、ネット上の避暑の名所になった。中源郷で現在登録されている民宿は721軒で、毎夏約3万人の観光客を迎える。

「涼しい資源」の「ホットな経済」への転化は、現地の村人に増収のチャンスをもたらした。劉さんは、「昨年の民宿経営による利益は14万元以上だった。さらに多くの宿泊客が漬物と干し筍を好み、この収入も年間で1万元以上ある」と話した。

統計によると、中源郷の2023年の観光総合収入は1億8000万元。中源郷は現在、村集団の154軒の有休家屋、100ムー以上の有休集団経営性建設用地をフル活用し、村集団の収入を毎年5万元以上増やしている。

「涼しい」は中源郷が外からの観光客を集める特徴の一つに過ぎず、整ったインフラとサービス機能が注目度を滞在客に変えている。

村人たちはかつて「てんでばらばら」に民宿を経営し、質が不揃いで、現地の観光業が盛り上がらなかった。民宿発展のネックを解消するため、中源郷は21年に民宿協会を設立し、すべての村の価格設定基準と庭の風格を統一し、景勝地基準で民宿経営を管理・規範化した。さらに「靖安人家」民宿産業スマート管理プラットフォームを作り、民宿経営に宣伝、相談、予約、クレームなどの全フローのサービスを提供した。

中源郷民宿協会の鐘巍会長によると、民宿協会はさらにすべての観光客にアンケートを出し、その需要をより良く把握する。観光客が「最盛期は渋滞しやすい」と回答すると、現地は分流車線を建設した。観光客が「遊歩道に休憩できる場がない」と報告すると、現地はベンチとパラソルを設置した。観光客が「見所が少ない」ことを懸念すると、現地は舞台、蓮の花の桟道、ブドウ狩りなどの娯楽施設を設置した。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年7月5日

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