南京大学の発表によると、同校の現代工学及び応用科学学院の譚海仁教授のチームが作った大面積全ペロブスカイトタンデム型太陽電池の変換効率が、権威ある第3者機関の調査を経て28.2%にのぼり、同サイズの世界記録を更新した。関連する研究論文は14日、国際的な学術誌「ネイチャー」に掲載された。
論文の共同筆頭著者で、南京大学博士研究員の王玉瑞氏によると、全ペロブスカイトは近年、ペロブスカイト太陽電池研究の先端方向の一つとなっている。理論上、全ペロブスカイトの製造コストは一般的な結晶シリコン材料より低く、同時により軽く薄型で曲げることができ、潜在的な応用シーンが広い。
譚氏は、「今回の技術進展は、今後のより大面積の全ペロブスカイトタンデム型太陽電池を作る基礎を固めた。チームは努力を続け、実用化と産業化の方向に着実に進む」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年10月16日