今年の春節、高く吊り下げられた赤い提灯が、ブラジル・イグアスの滝に喜ばしい雰囲気を添えた。街では銅鑼が鳴り響き、現地の青年でつくる舞竜隊が喝采を浴びた。
春節は世界にとって、独特な風景を楽しめる、美しく活き活きとした窓だ。中華優秀伝統文化が、勤勉で団結する中国人が、日進月歩の中国がそこにある。
多くの国と地域は近年、春節が近づくと「春節タイム」に入る。仏パリのエッフェル塔、日本の東京タワー、豪シドニー・オペラハウスなどのランドマークが赤く染まる。大小さまざまな店が提灯を吊り下げ、年越し用品を販売する。中国の戯曲、舞踏、音楽が広く注目を集める。中国人に新春の祝意を伝える海外の政界要人及び国際機関の指導者が増えている。
中国社会科学院民族文学研究所研究員で、中国民俗学会副秘書長の朱剛氏は、「春節の豊富な中身にせよ、それから多様な形式の年越し習慣にせよ、春節文化は肌の色や言語が異なる世界の人々に知られ、好まれている」と述べた。
世界の百年に一度の変動が加速している。共通の挑戦に直面しながら独善的になれる人も国もない。春節文化に含まれる「和を以て貴しと為す」と「和合共生」は共鳴と共感を起こしている。
平等、相互参考、対話、包摂。中国の春節は日増しに世界に進出し、世界も両手を広げ中国の春節を受け入れる。
「歓楽春節」イベントは、米ニューヨーク、日本の東京、スペインのマドリード、セルビアのベオグラードなど、世界に足跡を残している。舞竜、獅子舞、年画、廟会などのイベントにより、国籍も肌の色も文化的背景も異なる人々が中華優秀伝統文化を没入型で体験する。仲睦まじい家庭、おおらかな社会、人と自然の調和的な共生という価値を深く実感できる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年12月6日