「2025年中国AI計算力発展評価報告書」が13日、発表された。浪潮電子信息産業股份有限公司（以下「浪潮信息」）の劉軍高級副総裁は発表会で、「DeepSeekシリーズのモデルの発表は人工知能（AI）の浸透・拡散・普及を加速し、計算力の需要増を実質的にけん引する」と述べた。

報告書は国際データ会社（IDC）と浪潮信息が発表。報告書によると、DeepSeekがもたらすアルゴリズム効率の向上は計算力の需要を抑制せず、むしろより多くのユーザーとシーンの加入が大規模言語モデルの普及と応用を促し、産業イノベーションの形を再構築し、データセンター、エッジコンピューティング、エンドデバイスの計算力の建設をけん引する。報告書は、大規模言語モデルと生成AIが計算力の需要を増やし、中国のスマート計算力の発展ペースが予想を上回るとした。

IDCは、世界のAIサーバーの市場規模は25年に1587億ドルに拡大し、28年に2227億ドルに達すると予想した。うち生成AIサーバーが占める割合は25年の29.6％から28年の37.7％に上がる。

報告書は規模拡大について、計算力供給能力を高め、スマート計算センターの数を増やし、十分かつ多元的な計算力の供給を実現すべきとした。各地域でスマート計算センターの分布を合理的に計画し、各地域の調和的な発展を実現する。未来を見据え適度に早めにスマート計算センターの計画を立て建設し、科学技術イノベーション及び業務拡大を支持し、規模拡大を重視すると同時に技術の先進性を重視する。効率向上については、スマート計算センターの科学的な計画及び建設、計算力インフラ構造の最適化、アルゴリズムのイノベーションの実現、データサポートの強化が必要だとした。

「中国網日本語版（チャイナネット）」2025年2月18日