上海市政府によると、11日から上海市で再びタクシー運賃と燃料価格の連動制が導入され、タクシー運賃が調整される。市内の小型車の初乗り料金は11元から12元へ、超過分の単価は1キロ2.1元から2.4元に調整される。
このほか、市内の中型車の初乗り料金は16元から17元へ、超過分の単価は1キロ2.1元から2.4元に調整。郊外のタクシーの初乗り料金は9元から10元へ、超過分の単価は1キロ2.1元から2.4元に引き上げられる。
上海市物価局の呉建融局長は9日のプレスブリーフィングで、今回の調整では主に2つの方面が考慮されたと説明。その2つとは、▽第一に、万博開催に向け、前倒しで第4段階の自動車排出ガス基準を実施すること。93号ガソリンをタクシーの主要燃料に切り替えていくため、現在使われている90号ガソリンの価格よりも1リットル当たり約0.85元高くなる▽第二に、07年11月以降、すでに燃料価格の水準がタクシー運賃の許容範囲を超えていること--をあげた。
「人民網日本語版」2009年10月10日