震旦館のイメージ図
上海万博で台湾企業が出展する唯一のパビリオン「震旦館」の展示内容がこのほど発表された。8000年の歴史を誇る中華玉文化の展示を主軸とし、切り札として、話すことができるロボットを投入する。
同館が準備期間中、絶えず改善していた内部イメージ図がお目見えし、話すことができるロボットが3体投入されることが明らかになった。外観は抽象的な機械構造で、出口に配置されるという。ロボットの正面には重さ2.5トンの貴重な玉山子(玉の彫刻)が飾られる。
同館の敷地面積は3000平方メートル。8000年の中華玉文化が20分で分かる見学コースが設定され、半年におよぶ万博開催期間中、200万人の来館者を見込む。ロボットや玉山子だけでなく、震旦グループが収蔵する玉器40点も展示されるほか、ホログラフィーを利用した360度パノラマも登場する。
震旦グループの陳永泰会長は30年来、中華文化財の保護や収蔵に尽力しており、「大陸部と台湾地区は同じ中国人であり、もっと交流しなければならない。文化財や文化の交流だけでなく、経済の交流も重要だ」と発言したこともある。
「チャイナネット」 2010年1月28日