上海万博:浙江館、青磁碗が映し出す江南

japanese.china.org.cn  |  2010-02-09

上海万博:浙江館、青磁碗が映し出す江南。

タグ:上海万博

発信時間:2010-02-09 09:39:52 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

巨大な青磁碗の中にこんこんと水が溢れ、西湖や銭塘江の逆流、杭州湾大橋、茶畑など10の美景が次々に映し出される。それが終わると、青磁碗の中ではハスの葉がすくすくと伸び、花が咲き誇り、ホールの四面の壁は鮮やかな春の景色、小雨がしとしとと降りしきるさまに変わり、美しい江南の風景が作り出される。

テーマ 

浙江館のテーマは、「幸福な都市、すばらしい故郷」。8000年の歴史を誇る陶磁文化の穏やかで上品な趣を借りて、秀麗かつ控えめながらも活力に満ちた江南を紹介する。

3つの展示ホール

浙江館は長さ32.1メートル、幅15.8メートル、高さ7メートル。総面積は500平方メートルを超え、3つの展示ホールに分かれる。

第一ホールには、長さ16メートル、高さ4メートルの巨大なスクリーンが設置され、浙江省の紹介ビデオ「印象浙江」が上映される。内容はまだ最終的には決まっていないが、農村・鎮・都市の4つの典型的な家族の今と昔の生活を紹介する予定。すでに8つの撮影チームが省内の村や鎮、都市に赴いてさまざまな家族の日常生活を撮影しているという。このホールの床はガラス張りになっていて、足下には浙江の母なる河「銭塘江」の風景が広がる。 

第二ホールは浙江館のメインの部分で、面積は同館の半分を占める。注目を引くのは中央に置かれた巨大な青磁碗。この青磁碗は芸術品であると同時に映像装置でもあり、浙江の代表的な風景や人物を映し出す。

第三ホールは上下2段に分かれ、浙江省の11の地級市を紹介する。寧波市は港湾、舟山市は海、麗水市は自然など、それぞれ重点を置いて紹介するが、テーマはいずれも「都市と農村がともにすばらしい生活をつくる」。

龍井茶でほっと一息 

見学の最後には龍井茶のサービスがある。上等な茶葉と杭州の名水・虎跑泉水を使って淹れた龍井茶を特製の紙の青磁碗でいただくのは、格別の味わいだ。

「チャイナネット」 2010年2月9日

 

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