上海税関が3日に発表したデータによると、万博関連物資輸入額は既に10億6千万ドルを超えた。「労働報」が伝えた。
先月31日までに、上海税関には170以上の国・地域、国際組織から累計2151回の万博関連物資が到着、総額10億6千万ドルを超えている。万博開幕から1カ月、同税関は計546回、総額2億ドル近くの万博関連物資が通関検査を終えている。
万博開幕後、大量の物資が続々と世界各地から会場へ送られている。万博会場の正常な運営に影響を与えないよう、税関の通関検査業務は連日、閉場後の深夜に集中して行われている。取り扱いに慎重を期す貴重品について税関は特別措置を講じ、係員をパビリオンに派遣し現場での検査を続けている。
会場内では毎日多くの精彩なイベントが繰り広げられているため、税関はイベント関連用品のスピーディーな通関を原則としている。税関は万博会場でのイベント上演数が多く、時間が短く、用品の出入りが頻繁であることを踏まえ、世博局が責務を負い、万博イベント関連用品の通関に便宜を図り、イベントのスムーズな開催を保証している。
万博取材に登録した国外メディア関係者に対しても税関は専用通関案を制定、記者などが持ち込む取材用機材の順調な通関を保証している。上海の空港から会場入りした国外記者はこれまでに延べ79回に上り、携帯した取材用機材は1500点以上、総額270万ドル。
上海税関は先月、空港、バスターミナル、ふ頭で出入国者延べ180万人以上を監督、昨年同月比35%以上増加した。
「人民網日本語版」2010年6月4日