上海万博での消費が上海の社会消費品小売総額を2割近く引き上げている。上海市統計局が公表した最新統計によると、先月の上海の社会消費品小売総額は18.9%増加、なかでも万博関連消費が市場拡大の新たな焦点となった。
統計によると、万博会場内での入場者1人あたりの平均消費額は約50元。飲食消費が商品販売を上回り、昼食消費が夕食を上回った。
上海万博の先月の開園に伴い、上海の消費品市場は活性化、社会消費品小売総額は前年同月比18.9%増の512億4600万元を達成、前月比で2.4ポイント上昇した。1-5月の上海の社会消費品小売総額は2419億3700万元となり、前年同期比17.1%増加した。
万博会場内の消費に関する統計によると、会場内の先月の商品販売総額は4億1300万元、入場者1人あたり平均消費額は51.36元。うち、飲食営業額2億1700万元、入場者1人あたり平均消費額は26.96元。ライセンス商品を主体とする商品販売額は1億9600万元で、同24.4元。飲食消費は商品販売を10.6%上回った。
飲食消費では、昼食消費が夕食を上回っている。会場内で先月食事をした入場者数は延べ541万8600人。内訳は昼食が延べ369万6600人、夕食が延べ172万2千人となり、比率は68.2:31.8。
このほか、会場外での万博ライセンス商品販売も旺盛。統計によると、上海全市でのライセンス商品販売総額は205億元に達している。
「人民網日本語版」2010年6月23日