上海万博は「大外交」を発揮するプラットフォーム

上海万博は「大外交」を発揮するプラットフォーム。 上海万博は246の国と国際組織が参加し、開幕後の4カ月には約50人の国家元首と政府首脳が訪れた…

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発信時間: 2010-09-06 15:37:16 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

上海万博は246の国と国際組織が参加し、開幕後の4カ月には約50人の国家元首と政府首脳が訪れた。これからも何十人かが訪れる予定だ。5.28平方キロの上海万博は、全方位「大外交」の舞台であり、楊潔チ外交部部長は「首脳外交、民間外交、グリーン外交、経済外交、公共人文外交などが互いに結びつき、素晴らしい万博外交の絵巻が出現した。そして各方面で中国と各国の友好協力が促進され、新時期の中国の外交は極めて豊かになった」と語った。 

上海復旦大学国際関係・公共事務学院の陳志敏教授は5日に取材に応じ、「上海万博は政府間の交流に良好なプラットフォームを提供している。一部の国のリーダーはもともと中国を訪問する予定はなかったようだが、上海万博での外交活動が増えたことから訪中を決定。上海万博は国家行為として各国の社会組織や民衆の間の交流を促進する。北京オリンピックが世界に中国を示したのだとすれば、上海万博は世界を中国に連れて来ることだ。各国にとって上海万博は中国に自国を紹介する絶好のチャンスであり、多くの国が金融危機に陥っている中で上海万博に多く投資したのは、このチャンスを重視していることの表れでもある」と説明する。 

また陳志敏教授は、米国館はスポンサー企業が少なかったが、政府は中国で行われるこのような大イベントに米国が参加しないわけにいかず、ヒラリー国務長官が多くの政治リソースを利用して米国の参加を促したと指摘。 

実際に多くの国は施設の建設に巨額を投じただけでなく、開催期間中にも全方位外交を展開し、万博区での座談会やフォーラム、会談など様々な交流を実施している。 

その他にも上海万博というこの国際舞台での中国人たちの心もとても積極的で、上海万博では互いに抱擁し合い、外国人は努力して自分のよい一面を中国に示し、中国人もすばらしい情熱で参加し理解していると陳志敏教授は言う。 

そして上海万博では各国のスタッフが中国側と協力する過程で、より中国人の仕事のやり方や考えを理解し、共に一番効果的な協力方法を見つけたと陳志敏教授は話し、上海万博は公共外交の面で長期にわたって影響することになり、多くの中国人が初めてこのような大規模な国際的な盛会を体験したことで、外部に対する理解や考えを深めただろうと考えている。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2010年9月6日

 

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