――中国、フランス、日本の文化は異なるが、どうしてこの3カ国の異なる文化背景の踊りを1つの表現として用いたのか。またこうした考えはどこから生まれたのか。
鄭子茹:日本で3年間、暮らしたことがあり、その時に多くのパフォーマンスを見ました。その中で一番印象深かったのが舞踏です。その後、マレーシアにいた時、ある友人のバーで多くのアーティストたちがパフォーマンスをしていて、その中に舞踏を踊るアーティストがいました。私はこのアーティストと一緒に即興で踊り、芸術は国や言葉、人種などを超えるのだということにその時にはっきり気づいたのです。
私の作品は大部分が京劇から出発しています。またフランスや日本の現代的な踊り、パフォーマンスアートの要素もあり、多元的で総合的な表現はとても鮮明で立体的だと思います。