「トランスフォーマー/リベンジ」(09)映画の冒頭は上海を舞台にした戦いから始まる。映画の中の上海は現代の大都市としての一面が描かれている。 |
過剰な中国的要素は、世界市場に悪影響の恐れ
北京大学影視芸術科の李道新教授はこの状況について取材に答え、「これは主に市場のグローバル化によるものだ。中国経済の影響力がますます広がり、世界的な潮流となる中、映画も必然的により多くの中国的要素が含まれていく」と分析し、 「外国の映画大作がますます中国的要素を増している最も大きな理由は中国映画の興行収入が毎年35%の速度で増加していることによる。中国は現在すでに日本を抜いて世界第2の映画市場だ。これは70%の市場を海外に持つ大作映画にとって、中国市場は極めて重要であることを意味する。特に3DとImax映画ではなおさらだ」と語る。長年中国映画を研究している米国南カリフォルニア大学北東アジア研究所のスタンレー・ローゼン教授は「映画の中に中国の観客を不快にさせる内容が含まれる場合、一部製作側は中国市場を考えて自主的に削除するだろう」と語った。