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専門家、中国の降水分布に変動の可能性指摘
発信時間: 2007-11-23 | チャイナネット

国家気候センターの羅勇副主任は22日、北京で行われた国家気候委員会の記者会見で、「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」が公表した最新の第4次評価報告書及び中国の研究者の予測から、将来中国の降水分布が、南方から北方に移動していく可能性があることを明らかにした。現在、「南方は水害、北方は水不足」と言われているが、将来は「北方は水害、南方は水不足」になるかもしれない。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。

また羅主任は、降水分布の変動予測は非常に難題で、今回のIPCC報告書でも、現在の科学レベルでは将来の降水量や水資源の変動を正確に予測することは難しいとしている。過去の温室効果ガスの増加や地球の温暖化等の事実を総合的に判断すれば、東アジア地域の降水分布は大きく変動する可能性があるが、正確な時期の予測は困難であるとした。

「人民網日本語版」2007年11月23日

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