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中国は汚染事故多発期に突入 問題も顕著化
発信時間: 2007-11-28 | チャイナネット

中国政府公式サイトは26日、「国家環境保護『十一五(第11次五カ年計画:2006-2010年)』計画」(以下、『計画』と略)全文を発表した。100年にわたる先進国の工業化プロセスにおいて段階的に発生した環境問題が、中国ではすでに集中的に顕著に現われ、中国は汚染事故多発期と問題が顕著化する時期に入ったと「計画」では指摘されている。「国際金融報」が伝えた。

「計画」の主な内容は以下の通り。

▽「十五(第10次五カ年計画:2001-2005年)」環境保護計画指標は全てが実現されておらず、二酸化硫黄(SO2)排出量は2000年比27.8%増加、化学的酸素要求量(COD)は2.1%減少、10%の削減目標に至らなかった。

▽「十五」期間に解決が図られた深いレベルでの環境問題の一部は、いまだブレイクスルーを得られていない。不合理な産業構造や粗放な経済成長方式は全く転換されていない。環境保護が経済発展に遅れを取っている状況も変わらない。体制の不備、構造の行き詰まり、資金投入不足、能力の低さなどの際立った問題が残されたままとなっている。法律があってもそれに依拠せず、違法行為は追及が困難で、監督管理は脆弱、法執行は怠慢で、管理監督力が不足している、などが普遍的な状況となっている。

▽重点業務と主要任務は、「十五」計画で決定された主要汚染物排出抑制目標を達成することだ。汚染予防対策業務を重点項目中の最優先事項とし、都市・農村住民の飲料水安全確保を第一の任務とする。

▽歴史的転換をさらに促進し、長い間環境保護発展の足を引っ張ってきた制度面での障害の解決に尽力しなければならない。中央政府と地方政府の職権、政府と企業の職責にそれぞれきちんと境界線を引き、バランスある統一的で効率の高い環境監督管理体制を健全化する。

「十一五」環境保護目標を実現するには、全国の環境保護投資が同時期GDP(国内総生産)の1.35%を占める必要があるという。

「人民網日本語版」2007年11月28日

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