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エネルギー削減・環境保護における企業の責任
発信時間: 2007-11-12 | チャイナネット

中国では、工業生産のエネルギー使用量が全国のエネルギー使用量の半分以上を占めているが、工業生産のエネルギー効率の現状は楽観視を許さない状況だ。中国は立ち遅れた設備や技術を淘汰しつづけ、エネルギー効率を高めてはきたものの、中国の製造工場には依然として効率の悪い技術が大量に存在している。

工業プロセスの中で広く使われるエンジンと電動機・発電機のエネルギー消費量は、工業エネルギーの総消費量の65%を占める。中国の電動機・発電機の能力は5億キロワットを超え、毎年の消費量は800‐1000億キロワット/時で、総エネルギー消費量の60%、工業エネルギー消費量の75%を占める。送風機と電動ポンプを動かすための発電機は2億5000万キロワットで、そのうちの70%が変速駆動を使うべきところ、実際には20%しか使っていない。これは莫大な電力エネルギーの浪費だ。

エネルギー消費の現状、とりわけ工業分野におけるエネルギー効率の悪さ、エネルギー管理のレベルの低さを改善すべく、中国政府はたゆまず努力しつづけている。今後15年間で中国政府は、現在の低効率のエネルギー消費国から高効率のエネルギー消費国への転換に力を入れることになろう。政府の指導と呼びかけに中国の企業も応えている。中国のアルミ業界は省エネ、産廃削減の代表的な優等生だ。

中国鋁業公司(CHINALCO)は、中国最大の非鉄金属企業だ。中でもアルミナの生産量は世界第2位、アルミ加工はアジアでトップの規模を誇る。6年前、同社は省エネ・産廃削減が企業、ひいては国の発展にとっても大きな意義を持つという認識に至った。

中国ではボーキサイトが不足しており、その埋蔵量は5億3200万トンで、世界の埋蔵量の2.3%である。人口が多いこともあり中国人の1人当たりのボーキサイト占有量は世界平均の10%にすぎず、しかも90%以上のボーキサイトが工業的価値の低いもので、実際に利用できるのは2億トンに満たない。このため、採掘企業、製錬企業、加工企業も含むすべてのアルミ産業界が省資源を実行すべき状況にある。

ここ6年余り、中国鋁業公司は研究開発に40億元以上投資し、省エネ・産廃削減を主要課題とした大型の科学研究プロジェクトを実施してきた。

アルミナの分野では、同社は中国産ボーキサイトの溶融度と質の低さに的をしぼり、「バイヤー法」を用いた選鉱でアルミナ生産の新技術を自主的に研究開発した。その結果、アルミ/シリコン比が5.6の低品位鉱から11~12の富鉱へと変わった。この技術により、同社は毎年200万トン余りの低品位鉱石を利用できるようになり、国内の低品位ボーキサイトを利用した新たな領域を開拓し、鉱産物資源の供給可能年限を3倍以上延ばした。

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