外交部の定例会見で6日、秦剛報道官が国内外の記者の質問に答えた。
――バリ島で開催中の国連気候変動枠組条約第13回締約国会議について、中国は会議の進展をどう評価するか。参加国からの排出削減案への立場は。
中国代表団は積極的かつ建設的な姿勢でバリ会議に参加している。関係各国は気候変動への国際社会の対応、特に2012年以降の排出削減指標について各自の構想とプランを示した。われわれは、地球規模の気候変動への現在の対応において、「国連気候変動枠組条約」および「京都議定書」の枠組と基礎からそれることはできず、「共通に有しているが差異のある責任」の原則に背き、またこれを放棄することもできないと考えている。各国は異なる発展段階と水準、および各自の条件と能力に応じて尽力し、地球規模の気候変動に積極的に対応すべく努力していくべきだ。特に先進国は率先して排出削減の義務を担い、約束を果たし、発展途上国に多くの資金・技術支援を行い、気候変動に対する発展途上国の適応・対処能力の向上を支援するべきだ。これと同時に、発展途上国も自国の持続可能な発展戦略に基づいて、気候変動対策という共同事業に積極的に参与していく必要がある。中国も自国の条件と発展戦略に基づき、国際社会との協力を強化していく。
「人民網日本語版」2007年12月7日 |