国家気候委員会は22日に記者会見を開き、国連の「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」の第4次評価報告書の統合報告書、および中国政府による積極的な気候変動対策を説明した。

国家気候センターの羅勇・副主任は総合報告書の内容を説明。「地球温暖化という客観的事実は疑いを入れないものであり、大陸の全てと海洋の多数の観測データは、自然システムの多くが区域の気候変動、特に温度上昇による影響を受けていることを証明している」との記述に言及した。

IPCCは、2100年までに地球の平均表面温度は1980～1990年の水準と比べて1.1～6.4度上昇、海面は同18～59センチ上昇すると予測している。

国家気候委員会の鄭国光主任委員（中国気象局局長、国家気候変動対策指導小組メンバー）は「中国政府は今年『中国気候変動対策国家プラン』を打ち出したほか、省エネ・排出削減を各級政府活動の評価基準に組み入れ、気候変動への適応とその緩和において重要な承諾を行った」と述べた。

「人民網日本語版」2007年11月23日