江蘇省の都市部では1日から、新たに建設されるマンションやホテルなどに対して太陽熱給湯システムの設計・設置を義務付ける規定が施行された。

太陽熱給湯システムはエネルギー資源の保護などに有効な手段として注目されているが、入居者が個別に設置する場合、建物の美観を損なうなどトラブルが生じる可能性がある。そのため江蘇省では、新築される12階以下のマンションと、新築・改築・拡張されるホテルやオフィス併用住宅など給湯が必要な公共建築物に対して、ディベロッパーがあらかじめ太陽熱給湯システムを設計し、建設段階で設置することを義務付ける規定を設けた。

ディベロッパーが太陽熱給湯システムを採用しない建物を作る場合には、建設担当者と設計担当者が共同で理由書を作成・提出する必要があり、専門家による検証の後、可否の決定が下される。

「人民網日本語版」2008年1月9日