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高価な石油、中国のエネルギー消費方式に影響 |
発信時間: 2008-01-04 | チャイナネット |
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「将来、新車を買う場合、燃費は重要な参考指標のひとつとして考慮しなければならない」、と著名なインターネットメディアに勤務する梁煥さんは語った。現在、梁煥さんは3年前に買った1.6Lのビュイックを運転している。2007年11月1日、中国がガソリンの価格を引き上げて以降、彼女の一カ月間の燃費は100元増となった。 新年の初日に、ニューヨーク商品取引所の国際原油先物価格が再び急騰し、初めて1バレル10ドルの大台を突破した。「中国の石油価格は完全に国際市場の価格の基準に合わせるものではないが、車の保有者の負担はますます重くなることは疑いない」、と梁煥さんは語っている。 統計データによると、2007年6月現在、中国の車の保有量は5356万台で、そのうちマイカー保有量は3239万台であり、また、その数は毎年20%増のペースで増えている。 絶えず急騰し続ける国際石油価格は中国の国民生活と密接につながっている。「自動車の普及に伴い、石油価格の上昇は国民の消費方式に大きな影響を与えるに違いない」、と国家発展・改革委員会中国マクロ経済学会の王建秘書長は語っている。 ガソリン、ディーゼル油及び石油を主な燃料とする交通運輸業、漁業及び林業は、直接、石油価格の上昇の影響を受ける業種であると国家情報センター経済予測部のエコノミストの牛犁氏は見ている。また、石油価格の上昇は、関連エネルギー製品及び石油を原材料とする下流製品の価格の上昇をもたらしている。 これに対して、発展改革委員会エネルギー研究所の周大地研究員は次のように述べている。 アメリカのようなエネルギー消費方式は中国の国情に合致するものではない。中国は必ず長期にわたって、資源不足とエネルギー節約を覚悟し、高効率・省エネのエネルギー消費システムを構築しなければならない。中国は人口が多いので、先進諸国よりさらに効果的にエネルギーを利用してこそ、経済成長のために充分なエネルギーを供給することができるのである。 「チャイナネット」2008年1月4日 |
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