国連の気候変動に関する政府間パネル（IPCC）のパチャウリ議長は、23日、スイスのダボスで、気候変動問題に対応するために投資を拡大し、最大限に温室効果ガスの排出を削減するよう全世界の商工業界に呼びかけた。

パチャウリ議長は記者会見で、「商工業界は、気候変動の新しい情勢に適応するだけでなく、排出削減に積極的に取り組まなければならない」と述べると共に、「発展途上国はますます排出削減の重要性を意識し、実際な措置をとっている。しかし、これらの国は、生活方式と技術の立ち遅れという二つの要素に制限されている。先進国の商工業界と研究機関は、排出削減にプラスとなる新技術の開発に取り組み、発展途上国にも利益をもたらすべきだ」と語った。

「中国国際放送局　日本語部」より2008年1月24日