第六回世界水フォーラムが7日夜、オーストリアのウィーンで開幕した。今回の議題は、｢気候変動、都市の未来発展、保健衛生｣の3つだ。 　

3000人余りの代表が、8日から3日間にわたって、110の会議やほか講座、学術討論などに参加する。この間、水に関連する技術の展覧会も行われる予定だ。

国際水協会（IWA）のグレン・デイガー（Glen Daigger）代表は、開幕に先立つ記者会見で、「水資源の利用と管理に関する伝統的な考えを改める必要がある。特に水の循環利用を実現することが重要だ。循環利用が進んでいる国の経験等を互いに学び合ってほしい」と述べた。

世界水フォーラムを主催しているIWAは、全世界で水を利用・管理する水準を高めるために、1999年に設立された国際機構だ。世界水フォーラムは2年に一回開催され、前回の開催地は北京だった。

｢中国国際放送局　日本語部｣より2008年9月8日